ブラストメタリコンは溶かした金属を吹き付ける技術です。
溶かした金属を圧縮空気で物体の表面に吹きつけるこの方法は、どんな製品にでも被覆できる利点があります。
希望する厚さの金属皮膜を被覆できるすぐれた利点があり、被加工物の大きさに制限がなく、現場へ出張工事もできる最も進んだ表面改質法です。
汎用性が非常に高く、船舶、航空機、橋梁から美術工芸品、電気部品に至るまであらゆる分野に利用されています。
酸素－アセチレン(プロパン)などによる燃焼炎中に線状溶射材料を連続的に送ることで溶融させ、圧縮空気により微粒化した材料を基材に吹付けて皮膜を形成します。
亜鉛、アルミニウムのような低融点材料から炭素鋼、ステンレス鋼、モリブデンに至るまで線状に加工できる金属材料は溶射が可能です。
溶線式フレーム溶射では、圧縮空気の冷却効果が熱による加工物(母材)への影響をやわらげます。

■メタリコン加工作業

■線状溶射材料(亜鉛)

■左-素材地→中-ブラスト→右-メタリコン

■ブラスト加工後

■メタリコン加工後